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◆不定期日記ログ◆

LOG 2025-05

■2025-05-11
ウイングスパンに文鳥を召喚する
 5月10日! 始まる愛鳥週間!
 ……しかし鳥飼いにとってみれば愛鳥エブリデイラブリデイであり、特にこの週間に何かするということはない。
 だが普段とは違うなんらかの愛情を傾けるには、よい機会ではある。

 そうだ、ウイングスパンウメチャンのカードをつくろう!
荒れ狂う文鳥
荒れ狂う文鳥
 文鳥は残念ながらまだウイングスパンに実装されておらず、またアジア・オセアニアの鳥たちは実装済みであることから、今後の実装も難しいものがある。
 であればもう捏造するしかない。
 幸い、現代には生成AIというフェイクニュース作成にうってつけの装置がある。これを平和利用することで鳥への愛を示そうではないか。

 というわけで、ChatGPTに上記のウメチャンの写真を渡し、それを油彩画風に描き起こしてもらった。これは一発で成功した。
 画像生成といえばめんどくさいプロンプト文の調整などが必須であったが、一発で使えるものができて驚いている。とはいえCEO自ら「ジブリ風の変換ができる」等と特定のスタジオの名前を利用して広報し、世界中の人の顔写真を収集するのは、著作権以前にパブリシティ権などで何らかの法に触れるのではないかと思う。ディズニー相手に同じことができるか? 技術には敬意を払うが、テック企業のこういうところは信用ならない。
 イラストができてしまえば、あとは従来の技術でそのイラストを既存のカードに合成すればよい。従来の技術でもフェイク画像を作ることはできる。生成AIが人間の悪意を加速させるというだけの話だ。

 画像生成AIについての所感をつぶやきながら作業を進め、合成が完了した。
 くらえッこれが俺の愛鳥週間だッ!
ウイングスパン 文鳥
Angry Javasparrow
 元画像は原寸で作成したため、印刷してカラスとかのカードに重ねてスリーブに入れればウメチャンを召喚できる。
 でも捏造しといて何だけど平原の序盤に「次の手番までに1回」系の鳥は召喚しないかなぁ……


 画像生成AIについては、文章やプログラミングコードのように「生成AIの出力を最終成果物にするのはダサい」という価値観が広がればいいなあと思っている。
 AIはアシスタントであって、その出力結果を使ってお前が何を成すのかが第一であるべきだ。まあそれが「ウイングスパンの文鳥カード捏造」である俺がエラそうに言う事ではないんだが。
 
■2025-05-18
恋の呪文はアバダケダブラ
 『ハリー・ポッター』シリーズって『炎のゴブレット』だけサブタイ弱くないですか?
 他のサブタイはだいたいキーアイテムかキーパーソンの暗示なのに、こいつは代表選手を選ぶだけで特にキーアイテムじゃなかったですよね? もし一作目が『ハリー・ポッターと組分け帽子』だったら「そこじゃねえだろ」って思いません?

 ですがまあ、もう『炎のゴブレット』は音割れポッターとしてインターネットミーム化してしまったので別にいいです。何が言いたいかというと、じわじわ進めていた『ホグワーツ・レガシー』のシナリオが終わりました。(始めたときの日記はこちら

hogwartslegacy
 自キャラの顔が思ったより自分に似てしまったため、逆に感情移入できないプレイでした(これはあまり似ていないためアップで掲載しています)
 Switch2ではカメラで自分の顔を取り込んで遊べるゲームが出るんでしょう? やめたほうがいい。自分の顔がゲームに出てくると集中できません。ゲームと現実の区別はつけた方がいい。

 しかし……セバスチャン・サロウ……君はなんて悲しいやつなんだ。
 そりゃあ俺も悪かったかもしれない。なんかスリザリン生で「許されざる呪文」に傾倒してるから、「君には闇の魔術を使う正当な理由があるよ!」みたいな選択肢を選び続けて闇の呪文の資料を探しまくり、なんだかんだで俺に「磔の呪文クルーシオ」「服従の呪文インペリオ」そして「死の呪いアバダ・ケダブラ」を教えてくれるよう仕向けた部分もあった。
 だが彼には友情を感じている……ちょっと人をアバダ・ケダブラしたくらいで彼をアズカバンに突き出すなんてできない……。

 アッ!! 考え事をしていたらランロクの信奉者に囲まれた!!
  • まず目についたをやつをインペリオで操る
  • 次に目についたやつを変身術で爆弾タルに変化させる
  • 隣にいるやつにそれをぶつけて爆破
  • 襲ってきたやつをクルーシオで呪う
  • アバダ・ケダブラで即死
  • 「全部ランロクのせいだよ!!」
  •  危なかった。全部ランロクのせいなので俺はいいけどセバスチャンをアズカバン送りになんてできない……。
     そういえばフィグ先生、さきほどビクトール・ルックウッドの奴にも襲われましたが、無事にアバダ・ケダブラしました。あれはあっちが先にアバダ・ケダブラしてきたので返しただけですが……。ええ、多くの魔法使いを救う正しい選択をしたと思います……。

     いっそこのまま強大な力を我が物にして闇の帝王になってしまおうかとも考えましたが、イチロー・テバザキは正義の人なので、もちろん強大な力は魔法学校で管理してもらうことにして、冒険を静かに終えたのでした。
    hogwartslegacy
    おしまい
     
    ■2025-05-26
    大阪記
     気合を入れて大阪・関西万博などに行ってきたので、そのレポートを提出します。
    2025大阪記
    https://onesideflat.net/docs/osaka2025.html
    「アヴドゥル……いよいよ大阪で下車するわけじゃが、その……ちと心配なんじゃ……。わしは、実は大阪という街は初めてなんだ。大阪という街は芸人とかおばちゃんばかりいて、アメちゃんばかり撒いていて、標準語なんてしゃべっていたらツッコミかなんかにすぐにでも襲われそうなイメージがある」

     「それはゆがんだ情報です。あなたは13年前に大阪に行っています。心配ないです、みんな……素朴な市民のいい街です……さあ! 出発しましょう!」
     
    ■2025-05-29
    岸辺露伴がヴェネツィアに行ったこと
     「時」は今だッ!
     「場所」はここだッ!
     何が起ころうがそれは運命の一部だッ!

     露伴ちゃんが我々の受信料でアワビを密漁したあとしばらくして、「懺悔室」の映画化というニュースが我々の元に届けられました。
     「懺悔室」は岸辺露伴シリーズの全ての始まりで、「動かない」というタイトル通り、露伴ちゃんは教会で謎のイタリア人の懺悔を聞いているだけなんですよ。
     そこで問題です。露伴ちゃん以外の登場人物が全員イタリア人なんだけど言葉はどうする!?
    3択――ひとつだけ選びなさい
    ①露伴ちゃんは以外は普通にイタリア語で演技し、セリフは字幕である
    ②小林脚本の力で懺悔する人が日本人になる
    ③高橋一生は荒木先生に「イタリア語がペラペラになる」と書き込まれて撮影に臨んでいる
     答えは②っぽいのですが、果たしてそう上手くいくか? でもまあ安心と信頼の小林脚本なので、なんだかんだで露伴ちゃん本人が呪われてエクストリームポップコーン投げをする羽目になるだろう、誰もがそう思って劇場に行くわけです。
     以降、原作「懺悔室」以上のネタバレは控えますが、一応折りたたんでおきましょう。
     そんな風に思っていたので、意外と早く原作通りの「懺悔室」が始まって面食らいました。それはそれとしてヴェネツィア美しすぎるな……。強いていえば最初に呪われる人が日本人に変更されてるくらいで(呪うほうの人は原作でも東洋人でした)、なんでヴェネツィアにそんなに日本人が……くそっヴェネツィア美しすぎるな……。とにかく「懺悔室」はちゃんと露伴ちゃんなしでやりきりました。

     なのでこの映画は「その後」を語る話になります。確かに原作では呪いそのものは何も解決していなかった……そこに露伴ちゃんが介入する余地がかなりあり、それに小林脚本が目をつけないわけがないのです。言われてみれば当たり前です。俺たちはポップコーンを喰う高橋一生の集団幻覚に囚われてそんな簡単なことにも気づいていなかった。

     「懺悔室」本体のダイナミックなトリックと比べると、この映画のオチはややシンプルではあります。しかし、「何でヴェネツィアで次々と日本人に会うんだ……?」という当然の疑問がねじ伏せられたことに対して俺は白旗を挙げた形です。最初に呪われたのが日本人だったのは悪霊が東洋人だったからで、そこに露伴ちゃんが絡んだのも偶然ではなかった。「上手く行きすぎている」ことには「理由がある」ッ!! ズルだろそれは……!
     それはそれとして、高橋一生は荒木先生に「イタリア語がペラペラになる」と書き込まれているのではないかというくらいなめらかにイタリア語をしゃべっていました。いやネイティブの発音とか知らんけど。つまり冒頭の3択はすべて正解です。完全――敗北だ――。

     なんかルーヴルのとき以上に「足音」が印象的な映画でした。プレステ1の頃のバイオハザードかっていうくらい足音が響きます。いい靴がいい床を踏んでいる音がする。くそっヴェネツィア美しすぎるな……。なんで「呪いの館と呼ばれ家賃が格安のアパート」が美術館みたいな内装なんだよ……。
     
    ■2025-05-31
    マンスリーレポート:5月
     この前、マックで近くに座っていた落ち武者が
     「この令和の世にては、『虜になる』との言葉、いとポジティブなる文脈にて使われるとぞ聞こえたり。われらが世と比ぶれば、捕虜の扱い、格段に良くなりたるものとみえる」
     っていう話をしていました。意外とみんな、何かに囚われたがっているのかもしれないね。
     それでは5月にやったこと、観たもの、読んだものの記録だよ。

    ■アコースティックギター

     【呼び込み君のテーマ】
     [D]ポポーポポポポ ポポーポポポポ
     [Bm]ポポポポポー ポポー ポポー

    PIPI
    ポポーポポポ
     [G]ポポポポポー ポポポポポー
     [A]ポポポポポーポー ポーポーポーポー
     [D]探しものは何ですか
     [Bm]見つけにくいものですか

    PIPI
    !?
     D-Bm-G-Aのコード進行がいろんな曲に使われていることを知ったので、鳥にフェイントをかけて楽しんでいる。
     このコード進行は「1645進行」という通称があるらしく、G-Em-C-Dとかもキーをいじるとこれになり、『YOUNG MAN』とか『おどるポンポコリン』にも派生できる。
     これをディグリーネームとかいうやつで示すと「Ⅰ-Ⅵm-Ⅳ-Ⅴ」になるから1645らしいんだけど、このディグリーってやつ、ただでさえCとかGとか無味乾燥な音の名前が読みにくいローマ数字になることでとっつきにくさが極まっている。ⅣとⅥの違いがとっさにわかるのなんてスーパーファミコンでドラクエとFFをやってた世代だけだろ……。
     旋法にはイオニアンとかミクソリディアンとかかっこいい名前がついているんだから、相対音程の名前もなんとかしてやればよかったのに。

    ■ダーツ対決

     きまぐれに家族でダーツを投げにいって、昔の感覚を思い出しながら301を攻めていたんだけど、ダーツ初挑戦の娘氏が、至近距離から投げて枠内にささるかどうかっていう投擲力にも関わらずビギナーズラックであっさり301を達成して優勝したので、ご両親は膝から崩れ落ちました。
     娘氏は力が足りないから下の方に刺さることが多くて、それが19とか17とか19のトリプルとかになりがちなんだよな。俺が一生懸命BULL狙って5点とか出してるのによォ~~!

    ■岸辺露伴は動かない 3

     漫画のほう。映画の封切りとあわせて新刊出すからうっかり見落とすところだったじゃあないか……
     「ホットサマー・マーサ」は実写版のほうを先に観ていたんだけど、おかげですごいわかりやすかった。
     よく考えたら漫画作品を実写のほうから入る経験ってしたことがなかったな。ワイフと「ドラマの『逃げ恥』を観て漫画に逆流する人はいたかも」って話をしたけど、俺の人生においてはかなり珍しい体験だったかもしれない。

    ■朝ドラ あんぱん

     やなせたかしがやせたかなしい姿(戦時中のすがた)になるのかどうか確認したくてちょっと追ってみているんだけど、主要キャラの中に屋村さん(ヤムおじさん)と羽多子さん(ハタコさん)が自然な流れで紛れ込んでるのに気づいた瞬間に敗北を感じた。朝ドラでやっていいんだそういうの……そのうち名犬シーズーとか飼い始めるんじゃないだろうな。
     中尾隆聖や山寺宏一の出演も話題になり、こうなるとどのタイミングで戸田恵子出演のカードを切ってくるかに注目せざるを得ない。盤外戦術が強すぎる。

    ■ガンダムGQu...uX

     8話まで観た。1クールしかないせいでお話がジェットコースターめいており、1話ごとに原作キャラや原作を匂わせるキャラが出てきてはそのジェットコースターに巻き込まれて死んでいくので話題性がすごい。
     シャア・アズナブル君さあ……「刻が見える」じゃあないんだよ。ガンダム名台詞を一人で全部持っていく気なのか? 最終回で新機体に乗って「νガンダムは、伊達じゃない」とか言いながら登場するつもりではあるまいな。

     Beginning部分以外の人々との関連も出てきて厚みが出てきた。アマテさんのお母さん、三者面談で「地球の海で泳ぎたい」とか言う娘を叱ったら、娘がジオンの戦艦からガンダム盗んで単独で大気圏突入してしまったのでかわいそうすぎる。娘が反抗期になるとこういうこともあるんだなあ……怖いな……。

    ■ニチアサ百景

     仮面ライダー最終フォームといえば初夏の季語。今年も最終フォームと思われる「オーバーモード/マスターモード」が登場した。
     このモードは眷属であるゴチゾウを100匹消費する。去年のケミーがほぼポケモンであったのに対し、今年のゴチゾウはほぼピクミンであり、変身に使用したあとは幸せそうな顔で昇天する。変身解除とともに100匹のピクミンが天に昇る姿は圧巻である。
     そしてゴチゾウを増やすにはショーマ君がお菓子を食べる必要があり、次の変身のために急遽100匹のゴチゾウを増やす回は絵面がたいへんなことになっていた。このままではショーマ君の血糖値がもたない! 「至ってしまう」ぞッ!
     販促的には、強化フォームが出たあとでも従来のフォームを出したい。なので「最終フォームが使えない理由」をひねり出すことが多いのだが、シンプルに「コストが甚大」という設定を見たのはとても久しぶりな気がする。下手すると仮面ライダーバース以来じゃない?
     
     ゴジュウジャーの青は活動休止中の男性アイドルなのだが、「ファンを退屈させまいとするあまり、自分が退屈な男になってしまっていたことに気付く」とか「怪人に引き裂かれた恋人同士を歌で繋げる」とか、ものすごく「戦うアイドル」であることに真摯に向き合っている。
     アイドルプリキュアに求めていたのはこれだったのかもしれねえ。ときどき同じ人が脚本書いてる(!?)ので、プリキュアにも頑張ってもらいたい。

     そして戦隊でもプリキュアでも追加戦士の発表が行われた。追加戦士も初夏の季語である。
     追加プリキュアは二人組であろうことは予測がついていた。今作は変身シーンの最後に体の一部でハートを作る。追加戦士がハートを作るのであれば、あの「親指と人差し指の指先でぜんぜんハートに見えない何かを作るしぐさ」か、「二人同時に変身して二人でハートを作る」のどちらかであろう。前者は全身画だと映えなさすぎる。であれば二人組だ。
     しかし「キュアキッス」「キュアズキューン」って名前はどうなんだ……キスでズキュゥゥンなのはあまりにもディオ様すぎるでしょうが……。こっちはまだ「アイドル!(人名)」ですら慣れていないのである。キュンキュンに関してはなんかニックネームっぽいので慣れた。なんとかしてほしい。