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◆不定期日記ログ◆

CATEGORY ゲーム

■2024-02-27
ミーチュー・アゲイン
 『スプラトゥーン3』DLC サイド・オーダーがやってきた!
 度重なる発売延期によってハラハラしたものの、無事実装されてまずはホッとしている。発表されて即カネ払ったの一年以上前だぞこれ。

#Splatoon3 #NintendoSwitch
 今回のDLCはイカをローグライトTPSにするという意欲的なもので、ランダムに提示される3つのカラーチップの中から1つを選んでブキやキャラクターを強化しながら全30フロアをクリアするゲームになっている。
 待っただけあって、歴代スプラトゥーンのシングルプレイコンテンツの中ではバツグンに面白い。
 ただしゲーム以外のシナリオ・音楽・美術・演出のキマり具合でいうとやはり「2」のオクトエキスパンションが突出しすぎている。俺はいまだに8号の初めてのナワバリバトルのことを思うと泣けるからね。

#Splatoon3 #NintendoSwitch
 チュートリアルタワー10階をサクッと踏破して、秩序の塔30階に挑んだ俺は、ブザマにも25階で無限に飛来するアルペジオに爆散させられた。コイツは緩慢な動きながらアーマーを一撃で割るので絶対に許してはいけない。
 ただ、数回のチャレンジで「残機1→3」「受けるダメージx2→x1」「攻撃ダメージx1→x1.4」あたりのハッキングを解放したら安定してクリアできるようになった。30階を踏破してからが本番なのが不思議のダンジョンだぜ。

 加えて、ランダム要素をある程度操作できるハッキングを揃えると、各種ビルドで遊びまくることができる。サブインク効率とインク回復系のチップを重ねて無限ボムピッチャーしたり、バカが考えた違法改造ブキを作り上げたり、イイダさんのパレットでヒメセンパイにすべてを捧げて戦ったりできる。最高だった。


 ただ、今作は「ローグライト要素がある」という感じで、ローグライトとして1000回遊べるように設計されているかというと、そうではない。
 「ランダムに入手できるアイテムで強化しつつ塔を登る」という共通点だけでスレイ・ザ・スパイア(StS)の話に強引に接続すると、StSのラスボスを倒すために必要なビルドを実現する難しさに比べれば、秩序の塔の30階をクリアするためのビルドを作るのは途方もなくたやすい。
 どのチップを取っても永続的に能力が上がり、難しい局面を切り抜けるために一時的に消費するアイテムみたいなものはない。
 そのうえ、StSにはアセンションという難易度設定が0から20まであるが、サイドオーダーは逆に0から-20まで難易度が下がっていくイメージだ。アセンションの逆だからディセンションなのか?
 なのでハッキング極小でクリアできるようになったら、周回して報酬を回収する以外にやるべきことはない。一通り面白い違法改造ブキを作ったらナワバリやバイトに戻ってくれということなのだろう。DLCとしてその姿勢は正しい。


 一通りのブキ種でクリアすると、最終試練が解放される。
 最終試練であるハチのパレットは、ハッキングを入れるとチップのスロットが減る仕様になっている。最初与ダメに振れるだけ振って殺られる前に殺る戦法で臨んだが、一撃でアーマーが割られるのはだいぶきついので諦めた。被ダメ軽減は必要だ。スロットが限られているため無駄チップを取らないためのフロアリセットも欲しい。
#Splatoon3 #NintendoSwitch
 ということで、ハッキングは最終的に「被ダメ」「与ダメ」「フロアリセット」の3つに絞られた。この構成だとチップは18枚入れられて、かつハッキング極小クリアの条件も満たせた。獲得したチップはとくに厳選したわけではないんだけど、結局アイテムドロップ良くして無限チャクチ編になっちゃうんだよな。なんでだろ?

 秩序の塔に登り始めたころはめちゃめちゃ難しく感じたけど、ハッキング解放でそれが楽になって、慣れたころにまたあの頃の難易度に戻って制圧するっていう流れは、いままでやったことがないレベルデザインで新鮮だった。
 ハッキング極小クリアの報酬も無事回収できたので、あとは試してないおもしろビルドに挑戦しながらサントラの発売を楽しみに待ちたい。俺は今でも集中したいときにはDJ Dedf1shサンの音楽を聴くことにしているんだ。
 
■2024-02-03
スタヴァなう
 『Stardew Valley』のモッコロ農場が、6年ぶりに再始動した。

 きっかけは、娘氏がこの冬休みにワイフから『牧場物語 再会のミネラルタウン』を買ってもらい、始めたことだった。これはプレステ版のリメイクらしい。俺は牧場物語に触れてこなかったのでよくわからない。
 それゆえ、娘氏の話を聞いてると、「おじいちゃんの農場を引き継いだの? つまりStardew Valleyじゃん!」「農業だけじゃなくて鉱山で鉱石を掘れるの!? もうStardew Valleyじゃん!」「農作物を持ち寄って料理を作るイベントもあるの!? それじゃ……Stardew Valleyになっちゃうじゃん!」というリアクションがいちいち出てしまい困った。どう考えても逆だ。Stardew Valleyがそれだけ牧場物語の遺伝子を引き継いでいるということだ。

 そうなると当然娘氏はStardew Valleyに興味を示した。
 とりあえずミネラルタウンの方で一通り暮らしてもらい、牧場ゲーのなんたるかを履修してもらったうえで、我々はシン・モッコロ牧場でのマルチプレイを立ち上げたのであった。

Stardew Valley
 娘氏「どうやってにわとりに干し草あげたらいい?」
 ぼく「牧場物語と同じでいいぞ、知らんけど」

 マルチプレイができるのは、ミネラルタウンにはない明確な長所である。資金を共同にしたため施設や道具、種などを買うときは都度相談が必要になるが、2人いることで鉱山に行く人と海に行く人を分けたり、アップグレードのため一時的に手放した道具のカバーをしたりと、便利なことの方が大きい。
 同期のためかまれにゲームが止まるのはちょっと困る。短時間だし、今のところそこまでギリギリの操作をしているわけではないのでなんとかなっているけれど。

 娘氏はパパのおうちにやってきた猫に「ガーゴイル」と名付け、作物を植え、バンドル納品をさくさくと進めていった。鉱山にはモンスターが出るので採掘はパパの仕事になった。
 リッチなCGグラフィックスから突然ドット絵の世界にやってきたわけだが、そこはネックにはなっていないようだ。ミネラルタウンよりもマップが広く、住民が多彩なのが良いのだとか。
 大丈夫かな、Stardew Valleyには浮浪者とか、浮浪者のテントに石を投げるやつとか、女の部屋にパンツを置き去りにする町長とかいるんだけど、ちゃんと仲良くやっていけるかな……。
 
■2023-12-25
火を点けろ、燃え残った全てに
[任意の社会的事象]が起こる
 ↓
身体は闘争を求める
 ↓
アーマードコアが売れる
 ↓
フロムがアーマードコアの新作を作る

ARMORED CORE VI
 ……というわけで『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』です。

 アーマード・コアって本当にコアなファンが常に熱狂的に推していて、俺から見ると「なんか難しそう……アーマード・コアするのやめて家でパラッパラッパーしとこ……」って印象だったんですよ。そのうえたぶんカルネージハートと混ざってる。

 その後、新作が出ていない期間に上記の謎のコピペが流布され続けたことで、俺の中でのアーマード・コアの印象が「なんか難しそうなゲーム」から少しづつ「身体が闘争を求めたらやるもの」に変わっていったわけです。
 そして今年ほんとうに新作が出て、それが大ヒットしたことを受けて、俺はおそるおそるアーマード・コアに手を出しました。

ARMORED CORE VI
 実際に最初のミッションに出撃してみると、いきなりスタイリッシュに動き回れて感動しました。
 クイックブーストだのアサルトブーストだのよくわかんない部分はあるのですが、避けてロックオンして撃って避ける、というゲーム性はそれほどとっつきにくいものではありません。やはり「なんか難しそうなゲーム」という印象は……
ARMORED CORE VI
ルビコプター「死ぬがよい」

ARMORED CORE VI
ぼく「グワーッ!」

ARMORED CORE VI
ぼく「グワーッ!」

 攻略を見た上で10回以上リトライしてなんとかビクトリーしました。これ最初のミッションでしょ!? 強すぎる。やはりフロムといえば死にゲーなのか。俺はとてもひどい惑星に放り出されてしまったのではないか。
 あと、いっさいのキャラクター性がないのも見た目のハードルを上げています。無線で会話する人(AI含む)たち、立ち絵はおろか顔も出てこない。おかしいな、発売後に俺が見たお姉さんやマスコットのファンアートは一体……?

ARMORED CORE VI
 さしあたってマシンをペインティングしてたら時間が溶けたのでこのへんにしておきます。


 ところで俺が買ったのはPS4版です。ロード時間は長いですが、非常識なくらい長いわけではありません。AC6は無償でPS5版にアップグレードできるので、ロードがうざったくなったらPS5本体を買おうかなと思っています。
 というかこういう機会でもなければ、「PS4でもできるならPS5買わなくてもいいか」「PS4版でハンパなゲーム体験をするくらいならPS5を買うまで待つか」のダブルバインドで一生プレステのゲームを買わないところでした。本当に困った。
 
■2023-12-06
エヴォラ宮殿を飾れ
 数年前と比較して、地方都市においても「ボードゲーム売り場」が明らかに充実してきたと実感される昨今、いかがお過ごしだろうか。

 我が家では娘の幼少期から様々なボードゲームを遊んできた。俺がボードゲームを買うときの判断基準として、以下の4つが挙げられる。
  • 見目麗しいこと
  • 準備と片付けが楽であること
  • 1プレイが短時間で終わること
  • 2人でも3~4人でも遊べること
 特に最後のひとつがけっこう厳しい。2人用に最適化されたゲームや4人用に最適化されたゲームはけっこうあるが、その両方で同じ味を出せるゲームとなると絞られてくる。スマブラだってタイマンと乱闘では全然違うゲームになるのだから当たり前だ。


 前置きが長くなった。結果から申し上げると「アズールミニ」を買った。

 アズールにはいろんなバージョンがあり、仮に拡張が充実しているようならミニでなく通常版を買うのもアリかと思っていたが、調べてみるとそこまで拡張は必須ではない様子だし、何よりでかい箱を所持したくないので、ミニにした。

AZUL mini
 アズールはタイルアーティストとして作品のスコアを競うゲームである。
 最初にタイルが出荷されて場に並ぶ。順番にこれを取っていく。取るときのルールにクセがあり、自分が欲しいタイルを取り、相手が欲しそうなタイルを渡さないようにするにはかなり頭を使う。

 タイルを獲得し終わったら設置していく。
 タイルを隣接させるように順に設置していくことで得点が高まるため、そのような拡大ができるようにタイルを獲得しておく必要がある。また、すでに設置してしまったタイルは獲得していても捨てる(マイナス査定)しかない。終盤になればなるほど「取ってはいけないタイル」が増えていく。それをいかに他者に押しつけていくかの戦いになる。

 最初は何を取っても良く、終盤になるにつれて取ってはいけないものが増えていくというのが苦しいところで、そのうえ全ての情報が盤面に出ていることで、何を取るべきかものすげー悩むことになる。これは性格が出ますよ。

 ミニ版の良いところは、ボードにアクリルめいた板が被さっておりタイルがハメやすいことと、得点ボードが得点スライダーになっているため頻繁にくりあがりの足し算とくりさがりの引き算が発生して小学三年生を悩ませることだった。
 持ち運びしやすい! という点については意外と丸皿のボードが取り回しにくく、袋一個で持ち運ぶには無理があるように思われる。うまい収納を考えたい。

五種のタイル
 ところでこの中央のタイルのこと、我々「タワレコ」って呼んでるんですけど、タワレコでいいですよね?
 
■2023-11-07
Staaaay Fresh!
 11月6日、てばさき史上初のウデマエS+に到達!!
#Splatoon3 #NintendoSwitch
 スプラトゥーンのウデマエを知らん人は前の日記を参照していただきたい。これはつまり、2015年の初代イカの発売からおよそ100か月かけて、ようやく俺のウデマエが最高ランクに達したことを意味する。
 とはいえ俺自身のウデマエはそう上がっていない。これは単純に試行回数の多さが生んだ結果であり、試行回数を増やすことにストレスがないのが3の環境だというのは前の日記で述べた通りである。

 試行回数を増やすにあたって、俺がとった施策は「全ステージ全ルールで最低1勝する」であった。
 発売から1年たってステージは20個に増えており、4ルール全てやろうとすると結構な長い道のりとなる。特に新ステージ追加直後のPick Up期間を逃すとなかなか埋まらなくなる。やってないステージをメモし、これを全部埋めていった。
#splanet
 それはそれとしてタラポートは閉鎖しろ。


 S+になると、謎のXパワーを賭けて戦うレート戦「Xマッチ」への参加権が得られる。Twitterが𝕏となり、そして俺自身も𝕏となるときが来たということだ。
 Xマッチはバンカラマッチと同じルールで戦うが、Xパワーが数値化される点が大きく異なる。さっそく各5試合して計測してみよう!!
#Splatoon3 #NintendoSwitch
  • エリア(デュアルスイーパー)
    1勝4敗 → 1521.1
  • ヤグラ(ラピッドブラスター)
    1勝4敗 → 1479.3
  • ホコ(スプラシューターコラボ)
    2勝3敗 → 1555.2
  • アサリ(シャープマーカーネオ)
    2勝3敗 → 1614.5
 平均1542.5という結果になった。「2」のころはXパワーが1900を切ると降格を食らっていたため、やはり俺がXとなったわけではなく、Xマッチの門戸が下々の者にも開かれたということだ。「なんかプレイしたことのないモードがある」という状態は好きではないので、これはありがたい。

 とはいえ、「3」ではウデマエS+10以上でないとシーズンをまたいだときにSに戻るシステムなので、来月になるとXマッチ参加権は消滅する。今からS+0をS+10に上げるより、来月またSをS+に上げる方がどう考えても手っ取り早いな。
 
■2023-09-21
HUMAN RIGHTS
 マインクラフトで娘氏とやってるワールドで、娘氏にないしょでアイアンゴーレムトラップを製作した。これにより鉄が無尽蔵に使えるようになり、生活がとても便利になった。

ぼく「鉄インゴットたくさん手に入ったから自由に使っていいよ」
娘氏「ヤッター!」

#minecraft #nintendoswitch
*怪しい施設*
娘氏「ところでこのアイアンゴーレムけんきゅうじょは何」
ぼく「アイアンゴーレムを研究していて危ないから近づいたらだめだよ」
娘氏「村人の声がする……連れてきた村人はどこへいったの」
ぼく「カンのいい子だな」

#minecraft #nintendoswitch
*怪しい施設の中身*
娘氏「こんなに村人集めてきちゃったの!?」
ぼく「増やした……アイチャンのくれたパンで」
娘氏「パンあげるんじゃなかった」

ぼく「この村人にゴーレムを召喚させて、そのゴーレムを焼いて鉄を回収する仕組みだ」
娘氏「なんて愚かなことを」
ぼく「便利な生活は犠牲を伴うのだ」
娘氏「極悪非道……」
 
■2023-08-12
ポテトVSエイリアン
 Brotatoが面白いので、何周遅れの状態からだって平然とBrotatoが面白いということを訴えていきたいと思います。
#NintendoSwitch
 Brotato、暴太郎戦隊ドンブラザーズに脳を焼かれた人間は反射的に「ぼろたろう」と読んでしまうのですが、よくよく見たら『ブロテイト』でした。じゃがいも兄貴みたいな意味? とてもポテトには見えませんが自機はポテトだそうです。
 評判は常々聞いていたのですが、このたびNintendo Switchで遊べるようになったのでゴールドポイントで買ってしまいました。

 ゲームのジャンルとしては「トップダウンアリーナシューター」と書かれています。このジャンルの代表的なゲームにVampire Survivorsがよく挙げられますが、なんと私はこれをやっておらず、最後にやったトップダウンアリーナシューターはよりによって『SMASH T.V.』になるものと思います。BIG MONEY! BIG PRIZES!
 操作は自機の移動のみで、全方位から迫る敵をオート照準オート発射の武器で始末していき、WAVE20を越すことができればクリアとなります。

 また「トップダウンアリーナシューターのローグライト」とも書かれています。WAVEごとにアイテム購入タイムがあり、そこでどのようなアイテムを手に入れることができるかで、武器とパラメータのシナジーが高まったり高まらなかったりしていきます。キャラも武器もパラメータも多彩であり、したがって近距離パワー型や遠隔操作型などさまざまなデッキを目指すことができます。
 ローグライトなので死ねば無に戻ります。恒久的に保持できる資産はありません。ただ1回のプレイ時間が短いので喪失感もさほどありません。繰り返し遊ぶタイプのゲームなので、プレイ時間が短いのがありがたいところです。

#NintendoSwitch
 写真は終盤のWAVEの様子ですが、何が起きてるかわかります? 俺はわかりません。わからなくてもよいのです。デッキがきちんと組めていれば、敵はオートで死にますし、被弾も耐えられます。あとは予備動作がわかりやすい突進や飛び道具に気を払えば生き残ることができるはずです。


 実際にプレイを始めると、ほぼ説明がなく、翻訳にもクセがあるので慣れないうちは戸惑うことと思います。
  • 「エンジニアリング」って何だよ?
    →位置の関係でわかりにくいですが、このゲームの武器は攻撃力として主に「近接ダメージ」「遠距離ダメージ」「属性ダメージ」「エンジニアリング」のどれかを参照していて、アイコンでわかります。設置系の武器がエンジニアリングを参照することが多いようです。
  • じゃあ「ダメージ%」は何なの?
    →こちらは上記の攻撃力算出のあとの最終的なダメージに乗算されるようです。ただしエンジニアリング系武器で設置したタレットや地雷には効果がないって英語のwikiに書いてありました。
  • 「遠距離ダメージ」と「遠距離」があるんだけど?
    →「遠距離」は射程が伸びます。武器の説明のとこにも射程のつもりで「遠距離:175(近接)」とか書いてあるのでだいぶ混乱しました。一応近接武器でも遠くに届くようになるようですが、そのぶん攻撃頻度が削られるのでメリットはいまいちです。
  • 「HP再生」と「ライフスティール」はどっちがいいの?
    →HP再生は自動回復で、ライフスティールは攻撃時に回復です。なので火力と相談してどっちかに決めるとよいでしょう。マイナスになっても問題ないようです。
  • 「運」と「収穫」って何が違うの?
    →運は木箱&消耗品(回復アイテム)のドロップ率と、店売りアイテムのレアリティに影響しているらしいです。収穫はWAVE終了時の材料(お金)と経験値が増えるようです。その性質上、どちらも早い段階で上げておきたいパラメータです。
  • 拾いきれなかった材料(お金)が袋に入ってるのは何?
    →拾いきれなかったぶんは一度キープされて、次のWAVEで材料を拾ったときに一緒に拾えるようです。「×2」って出てるのがそうらしいです。なんなんだこの仕様?
  • 霊妙の武器の効果がわからない。
    →「+1 ダメージ% 波のときに、この武器で倒した敵20体ごとに 獲得ステータス:0」は、「1WAVE中に20体倒すごとにダメージ%のパラメータが+1される」の意味です。文章の順番がまぎらわしいんよ。
  • 稲妻シヴって何? 便利だから使うけど
    →わかりません。Shivを調べたら「ドス」と出てきました。世界にはまだ我々の知らない武器があるんですね。

#NintendoSwitch
 ひとまず遠距離型の「レンジャー」を銃器モリモリにしてクリアし、次に基本の「丸々」をなぜか霊妙近接でクリアし、属性型の「魔法使い」をトーチ&稲妻&火炎放射でクリアしました。
 使用できるキャラクターは続々とアンロックされていますし、クリア後の高難度もレベル1~5まであるようで、520円でここまで遊べてしまうことに驚嘆しています。
 聡明なる読者諸君はニンテンドーカタログチケットで2本くらいゲームを買っていると思いますので、Brotatoを買うくらいのポイントは溜まっていますね? 買いましょう。私からは以上です。
 
■2023-08-04
はたらく錬金術士
 世界を救うのはもうやめた!!
マリーのアトリエ Remake 公式Webマニュアル
https://www.gamecity.ne.jp/manual/Ma52WyNr/jp/index.html
 これよ、これが言いたかった。なぜなら俺はハイラルを救うのがめちゃめちゃ楽しくてこのままでは無限にゼルダをやってしまうーッ!! って感じだったので、無事ハイラルが救えてゲームが一段落した状態でこれ言うの最高に気持ちいい。

 この名キャッチコピーについては、別にマリーが世界を救おうとして諦めたキャラクターというわけではなく、JRPGが全盛であった当時の空気へのカウンターであったと理解している。
 しかしその後に続く「自由気ままなスローライフRPG」という部分はわからない。このゲームは投資とその回収、個人事業者としての事業拡大戦略などを通して、プロレタリアートからブルジョアジーに至る資本主義の闘争を扱ったものではなかったか。


 かつて『マリー』と『エリー』をプレイし、その後のアトリエシリーズのことをまったく知らない俺は、おぼろげな記憶を頼りにアトリエ生活をスタートさせた。今作ではチュートリアルがしっかりしていて、まずクラフトを作ることを勧められる。クラフトは収入源として優秀なので従うのが良い。
 そして俺は早々とほうれんそうSの調合を行い、妖精の腕輪を手に入れた。これで妖精の雇用が可能となる。ここからが資本主義……個人事業主としての手腕が問われるところである。

 収益性の高い製品の筆頭としてコメートが挙げられる。
 紺妖精にまかせると13日に1個のペースでコメートが生産される。(昔は10日じゃなかったですか?)
 コメートの生産に必要な原材料は、コメート原石・研磨剤・中和剤(赤)である。原石と研磨剤は6.92個/月、中和剤は1.15個/月が用意できればラインを止めずに生産を続けられる。これらをジャストインタイムで納品できる妖精は……
#NintendoSwitch
人件費合計1200円
 こうして25年ぶりにコメート生産ラインが稼働を始めた。
 実際に回してみると、紺妖精では素材の収集がやや過剰である。だがまあ素材はあって損することはない。また、中和剤の生産も茶妖精で十分だが、中和剤は他でも使うのであえて過剰な投資をしている。
 オーバースペックを解決するために生産ラインを2本にしても良いが、ぶっちゃけ1本あればザールブルグの経済を押さえるのに十分であった。これによって王制下でありながら俺は潤沢な富を蓄えることができた。そのうち王室に貸し付けなどをして、積極的に権力に食い込んでいく構えである。

 さらに……潤沢な富は武力を生む。今作ではフレアがアイテム売る店を出すことがある。ここで爆弾を買い込む。また、コメートが量産されることで時の石版の生産が容易になる。つまりドラゴンや魔人ですらも、もう俺を止めることはできない。
 もはや国家を凌駕するカネと暴力を手に入れてしまった。近世封建社会崩壊の始まりはこんなものと相場が決まっている。アカデミーもこのような才能を野に放ったことを悔いているだろうがもう遅い。俺はこのコメート生産ラインで成り上がる!


 うろ覚えの記憶で最効率とは言い難いプレイだったが、半年を残して図鑑を埋めることができた。
 これは初見の人が手探りでやったら埋まらないのでは? やはりこの世界はスローライフとはかけ離れている。俺はそうつぶやいて残りの半年を寝て過ごした。

 そして運命の9月1日……。
#NintendoSwitch
校長「次で最後の1年か。」
 あれッ……エッ? ごめんあと1年あったわ!! うろ覚えでも1年半残るもんだっけ!? エナジードリンク(祝福の聖水)ガブ飲みしないでもっとたびたび寝ておけば良かったな!?

 やはりマリーのアトリエは「自由気ままなスローライフRPG」であった。俺自身が資本主義の絵の具に染まって、この草の香りや、花の色や、星の明るさのことを忘れてしまっていただけなのであった。みんなも資本主義で疲弊していないでマリーのアトリエをやろう!


 余談になるが、エリーのほうの記憶でついついお部屋の掃除を依頼しちゃうんだけど、エリーと違ってマリーは部屋がどんなに散らかっててもまったく仕事に支障がないのであった。
 世の中には2種類の人がいる。散らかってると作業ができない人と、散らかさないと作業ができない人だ。そしてそれらの相互理解は難しい……そんなことを考えさせる仕様であった。
 
■2023-05-17
おまえは今すぐハイラルで伝説を紡げ
 よくきたな。おれは手羽崎聡一郎だ。おれは毎日ものすごい量のゼルダプレイ日記を書いているが、まだだれにも読ませるつもりはない。

 つまり、おれは『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』をプレイしながらその行動を記録しているものの、それを公開していないということだ。
 なぜ読ませないでおこうと思ったのか? おまえが6年前の時点で真のゲーマーであり、かつ真のウエッブ市民であったのであればおのずとわかるだろう……。6年前に前作『ブレスオブザワイルド』をプレイした者たちが繰り返し「願わくば……もう一度記憶を消してこのゲームをやりたい……」とうわごとのように繰り返しており、そしてこの『ティアーズオブザキングダム』が、その願いに応える真のゲームであることが完全に照明されているからだ。
 どんな些細な情報であれ、『ブレスオブザワイルド』をプレイしたときの衝撃を再び味わえるという驚きをスポイルしてしまうのは……おれの望むところではない。

 だが……それならいつまで我慢すればいい? 『ティアーズオブザキングダム』は自由であり、プレイヤーごとに進捗が異なる。このままではこの素晴らしい体験を誰にも伝えることができないし、またおれ自身もエンディングに到達して一段落するまで誰の記録も見ることができない。そしてもちろん、この至福のゲーム体験をいそいでエンディングまで持っていくという……愚かな行為はするべきではない。


 なのでおれは考えた。ひとまず「はじまりの空島」を終えたが、ここは発売前のプロモーションとして、任天堂公式チャンネルで青沼プロデューサーがいくらかプレイしている。このあたりの内容は大丈夫だろう。
#nintendoswitch
 ほぼ全裸で空島に放り出されたおれは、新しいギミックを試しながら島々をめぐり、そして青沼Pがカッチョイイいかだを製作した場所にたどり着いた。
 そしておれはおれなりのいかだを作り上げた……だが最後に手が滑って、妙なところに扇風機を装着してしまった。些細なミスだ。これは取り外さないといけない。
#nintendoswitch
 幸い画面には「外すにはRスティックをガチャガチャ」というような案内が表示されている。なのでおれはガチャガチャした……だが外れない。どんなに頑張っても外れないため、俺はその失敗作のいかだで湖に漕ぎ出し……そして案の定迷走を始め……諦めて湖に飛び込んで自力で泳ぎ、そして……溺死した。


 なぜおれは死ななければならなかったのか。なぜ部品は外れなかったのか。その答えはすぐに明らかになった。おれがRスティックだと思ってでガチャガチャしていたのは……Lスティックだったのだ。
 左右盲であるがゆえに英傑を無駄死にさなせなければならなかった、この事実を重く受け止め、おれはハイラルの大地に降り立った。この続きについてはいつか語るときがくるだろう。それまでおまえはおまえだけの伝説を紡げ。ゼルダなんかに伝説をくれてやるな。おれから言いたいことは以上だ。

■7/25追記
 というわけで旅日記、はっじまっるよー!
ゼルダティアキン日記
https://onesideflat.net/docs/TotK.html
 
■2023-05-03
トリの限凸系大富豪
 最近、娘氏の鳥意識の高まりを感じているので、誕生日プレゼントとして『ナナトリドリ』を購入しました。
ナナトリドリ
鳥が多い!
 突然ですが……暴力って……いいですよね。
 抵抗できない相手を圧倒的パワーでねじ伏せる、そんな暴力に誰しも憧れを抱いているものと思います。

 で、トランプの大富豪ってあるじゃないですか。
 あれで、最後に「2!」「Aの2枚出し!」「8切り!」「3!あがり!」って連打するの、めちゃめちゃ気持ちいいですよね。
 そんな、大富豪における圧倒的暴力要素をぎゅっと濃縮したのが、こちらの『ナナトリドリ』になります。

 基本的には大富豪のように、場に出ているカードより強いカードを出していき、最も強まったら流してリスタート……とやって手札を減らしていくゲームです。
 いちばん違うのは、カードを出したときとパスのときに「カードを拾う」という要素があり、手札をどんどん育てていけるという点です。

 カードの強さは1から7まであり、同じカードを複数枚重ねることで限界突破して威力のケタをあげることができます。ソシャゲみてえだな。
 3凸、4凸すればそのパワーは111倍、1111倍と過剰にインフレしていくので、かなり刺激的な大富豪になります。
ナナトリドリ
鳥も来た!
 その爽快感の制約として、このゲームでは手札の並び替えを行うことができません。配られた順番で勝負するしかないのさ。
 つまり上記の手札においては[5][6][2][1]のほかに[22][66]を行使することができます。[66]が出せれば[55]が生まれますし、うまく[1]を出すことができれば[222]も行使できるようになります。
 しかし……大富豪プレイヤーならお分かりのとおり、[1]はなかなか出せるものではありません。そこでうまく捨て札か山札から[1]を拾ってこれれば、[11]にして出せる可能性が出てきます。
 カードを加えるときには任意の場所に挿入できますので、こうして手札を育てていくわけです。

 しかし手札が限界突破して育ったということは……つまり相手の手札も育ってきているということです。
 このゲームにおいては終盤にカードをたくさん持ってるやつこそ注意しなければなりません。相手が何のカードを拾ったか、そういった情報に目を光らせて、より強力な暴力で打ち倒しましょう。

 大富豪だと最低4人は欲しいところですが、ナナトリドリにはデュエルルールが存在するため、いつでも娘氏と決闘できる利点があります。デュエルで思うままに暴力をふるおう!
 
■2023-04-30
マリオ・ザ・ムービー
 映画館で『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観てきました。「ザ」の位置そこなんだ。

 いやまあ、そうはいってもマリオはアクション主体なんで、場合によっちゃあ有名な1-1の音楽あたりが使用される程度で、ワンチャン勝てる見込みがあるかな~~って思って挑みましたけどまあすごい勢いで泣きましたね。俺がゲーム音楽で泣くことはもうネタバレにもなにもならないと思うのでここで書いてしまっていますが、まあ泣きました。なのでマリオのゲームを遊んだことのあるみなさんは、全員ただちに映画館に行ってください。それだけで10億人くらいいるな。そして行ったらここに帰ってきてください。分かち合いましょう。

 以下がネタバレ感想です。
 この映画を作ったIlluminationとか、ピクサーとか、昔からアニメーションの展開に合わせた曲を作って劇伴にする手法がめちゃ得意じゃないですか。で、今回スクリーンで大暴れしてる人たちって、その劇伴の素材になりうるメロディの引き出しが無数にあるんですよね。なので択の数が多すぎて脳が対衝撃姿勢をとれないんですよ。

 たとえばレインボーロードが出てくることは予告で知ってたので余裕ぶっこいてたんですけど、いざ出た瞬間に「音楽は64か!? 8か!?」って備えたらまさかの初代で、側頭部に強い衝撃を受けてダウンしてしまったんですよね。これが矢継ぎ早に来る。
 キノピオが出たら「旅立ちのひっこぬき峠」のイントロのアレが出るし、タヌキマリオが出たらマリオ3のメインテーマが出るし、そしてそのどれもがアクションの尺の関係で数秒だけの衝撃で俺の涙腺を殴りぬけていくんですね。
 それで俺のガードがすっかり下がりっぱなしになったあと、エンドロールの尺で存分にメドレーぶち込んでくる。これはもうガードできないのでライフで受けることになります。ズルです。勝てるわけがない。

 で、主体のアクションですが、隅々までゲームっぽいのはもちろん、ただゲームっぽいだけじゃなくって、「マリオメーカーのクソステージで死に続ける」とか「マリオカートで下に見える道に飛び降りてショートカット」とか、俺たちがやってきたことを話の流れに織り込んでくれているのが信頼感あってよかったです。
 そんなゲームっぽい動きをしてくれている中で、「マリオとドンキーが殴り合ってるのにスマッシュブラザーズっぽくない」というのが特に感心したポイントでした。だってスマブラっぽい動きができるシーンはいっぱいあったでしょ。でもスマブラはマリオシリーズではないので、そこには線を引いてくれているんだなって思いました。
 なのでピーチ城に垂直にマグナムキラーが落ちてくるシーンで「やっぱりスマブラじゃねえか!!」って力いっぱい思いました。ピーチ城に垂直にマグナムキラーが落ちてきたらそれはもうスマブラなんよ。

 シナリオについては、よく考えると「ニューヨークでの移民生活でバカにされてきた俺が異世界へ行ってプリンセスから貰った謎のキノコで無双!?」っていうイマドキのお話なんですね。観ている最中はぜんぜんそれに気づきませんでした。これマリオがスーパーマリオになるまでのお話なんだよな。俺は「ちゃんと最後は現実に帰ってくる異世界モノ」が好きなんですけど、まさかこの映画がそれに該当するとは。
 マリオだけでなくて、キノコ王国とピーチ姫についての「王様がいないのに姫だけいる、しかも姫だけ人間」という謎が今作で明かされた……というか、インタビューによると今作の脚本を作る中でようやく答えができた……ということらしいんですが、説得力のある答えでよかったです。そういうことなら女王でなくて姫だよなあ。
 つまり、まあ、ネタバレ抜きだと「宮野真守の声帯から例のマリオの掛け声が出ているということがにわかには信じられない……」くらいしか書けないんですよ。これサブスクとかには配信されるのかなあ。心配な人は絶対映画館行ったほうがいいです。骨を拾ってください。
 
■2023-03-19
スプラトゥーンと化した文鳥
 ウメセンパイはようやく換羽が落ち着きを見せ、くちばしも赤くなり、だいぶ白文鳥らしくなってきた。
ウメチャン
背景に溶け込む白さ
 オスの幼鳥は、「ぐぜり」と呼ばれるさえずりの未満の歌をウジュウジュと口ずさむ。しかしそれもいつの間にかハッキリとしたさえずりになっていた。

 だがこのさえずり……ときどきどっかでよく聴く音が混じるような……しかし一体……?

 ……「決定」……か?
 「選択・決定」を……しているのではないか?

 俺はある日突然その可能性に思いあたり、ただちにニンテンドースイッチを起動し、効果音を録音した。
 録音したものをここに引用し、比較検証を行う!
 検証の結果、ウメセンパイは選択・決定をしていることが明らかになった。
 
 なんで、なんでよりによってそこを「さえずり」として学習したのか……?
 ウメセンパイは文鳥らしくハデな色を嫌うわりに、なぜかスプラトゥーンは大好きで、モニターの前によくやってくる。そのうち「人間はこの音によってテレビと意思疎通している」と理解したのだろうか。すまん、それはさえずりではないんだ……

 ここから、効果音もUI設計の大切な要素であり、文鳥もそれを理解しているのだという学びを強引に得ることができる。強引に得ることしかできない。
 こうして今日もリビングには、テレビからなのか鳥籠からなのかわからないイカの音が鳴っているのであった。
 
■2023-01-27
ねずみのキャラクターに告ぐ
 うちで暮らす最後のハムスターであったモロッコは、今年の年賀更新を飾ったのち、静かに天寿を全うした。これによって、我が家に旋風を巻き起こした「突然ねずみが5匹に増えた事件」は幕を閉じた。

 この記録のあと、全てのねずみは独立したスペースで暮らすことになり、したがって回し車や水飲み器などの設備は当初の5倍に達した。ねずみは原則として単独で暮らす生き物なので仕方ない。ハムスターヴァルハラに逝っても仲良くケンカしていることだろう。


 そして、ねずみと暮らしたことで俺は深刻な後遺症を抱えることになった。
 ねすみの可愛さとはすなわちそのくびれのないフォルムであり、したがって世の中にあふれる「首があるねずみのキャラクター」をねずみと認識できなくなったのである。

 たとえばこれは我が地元の誇るオリジナルキャラクター「ポンキッキ」であるが、このポンキッキ氏はだいぶ擬人化が進んでいるので仕方ない部分はある。
 だがもう一匹の世界的なねずみはそうはいかない。ピカチュウのことである。

 ピカチュウには首がない。れっきとしたねずみのキャラクターだ。だが一部グッズではかなりハッキリと首……つまり頭と胴の境目が描かれている。ちょっと公式のイラストを引用させてもらおう。
ピカ様
ポケモン図鑑ポケセンのピカチュウ
 ねずみと暮らした後遺症で、俺はこのポケセンでよく見る「首があるタイプのピカチュウ」を許容できなくなってしまったのだ。これはもうねずみポケモンではない……なにか別種のポケモンなのではないだろうか。
 後遺症が先鋭化した俺は、ピカチュウの進化ツリーにすら疑問を抱いてしまうに至った。
ピカ様進化
こうでは?
 だいたいオーキド博士はピカチュウの進化前の個体を発見していなかったし、そのわりにカントー地方にもともとピチューがいたことが2019年のアニメで明らかになったし、ピカチュウにはわりと謎がある。デデンネがピカチュウに進化する可能性がまだあるのではないだろうか。


 これがねずみと暮らした男が見いだした狂気である。これを読んでしまったからには、あなたもピカチュウを見かけるたびに首があるかどうか確認してしまうことだろう。
 
■2023-01-14
テラスタール恋してーる
 昨年末、娘氏がサンタさんから『ポケットモンスター スカーレット』を貰ったので、せっかくだからセーブデータ作って娘氏が寝ている間にめちゃめちゃ進めてエンディングに到達しました。
 俺は金銀以降ポケモンの本筋に触れておらず、去年『レジェアル』で4000年ぶりにポケモントレーナーとして復帰した者です。よろしくお願いします。

#nintendoswitch
 こいつらが今回の御三家ポケモンです。スプラトゥーンフェスでコラボしたのでよく知っています。
 あのときTwitterトレンドに「ニャオハ」「ホゲータ」「マンタロー」が並んでいたので、きっとクワッスについてはそういうことなんだろうな、と理解しています。なのでクワッスを選んで「マンタロー」と名付けました。

 今作はオープンワールドを採用しており、かつ『レジェアル』のようにポケモンが全部シンボルエンカウントです。それはつまり、見かけるポケモンをかたっぱしから捕まえていくことで、チュートリアルである学校までの道のりが無限に遠くなっていくということを示しています。

#nintendoswitch
 そしてこれが今回のライバル枠である弾丸のような女です。すでにチャンピオンであり、俺が水ポケを選ぶのを見て火ポケを選ぶ優しさを持っています。俺が27年前に戦ったライバルは後出しで有利属性のポケモンを持っていったので、こういう強者の余裕が心に沁みますね。


 俺はかつて緑や銀をやっていたとき、ロケット団を壊滅させるのはドえらい偉業なのに、それは道中のひとつの寄り道にすぎず、目的はあくまでリーグの頂点でライバルに勝つことである、という点に若干の違和感をもっていました。だってライバル倒すことよりサカキを倒すことのほうが社会的影響が大きくない?
 今作では「団を壊滅させる」「リーグチャンピオンになる」に自分で優先順位をつけることができます。これはすごいいいなって思いました。もうひとつのルートが「伝説のポケモン捕獲」になると思ってたんですが伝説のポケモンは特に出てきませんでしたね……。

 ぼく「出てきませんでしたね……」
 でかい犬「アギャス

 「オープンワールドなのにジムやヌシのレベルが固定だから攻略順もほぼ固定で自由度がない!」という不満はよく耳にしましたが、俺は大して気になりませんでした。
 実際、俺は娘氏の案内でいきなりでんきジムのある街まで行ってしまいましたし、終盤でもタイプ相性がよさそうなところを優先して攻略しました。「不自然にカビゴンが道を塞いでいるのではなく、周辺のポケモンのレベルで行動をゆるく縛る」というのは立派な自由ではないでしょうか。

 ……ただ、これを実現するためには野生ポケモンのレベルを常時表示にして欲しかったと思います。マップ上の攻略対象も、曖昧な難易度表示でなく攻略推奨レベルの案内があってしかるべきでしょう。
 ジムの攻略推奨レベルを大幅に越えてしまってジムリーダーをワンパンKOするというのも、わかっててやるのと、気付いたらそうなっていたのとではゲーム体験がぜんぜん違うじゃん? お前たちのことだぞスター団ほのお組! なんでお前ら次の街のジムよりレベルが高いんだよ!


#nintendoswitch
 他人の話を聞いてみるとみんな旅パのメンバーがバラバラで愉快です。なので旅パを紹介します。最後に手持ちにいたのは画像の通りですが、メンバーは10匹のうちから入れ替えていました。

  • ウェーニバルのマンタロー(みず・かくとう)
     最終進化で急に陽キャになったクワッスです。みずアタッカーであると同時に、ひこうタイプを持たないひこう技の使い手としての出番がけっこうありました。
  • ドオーのカサンドラ(どく・じめん)
     パルデア地方でもウパーにはカサンドラと名付けるのが掟となっています。特性ちょすいのドオーは弱点がじめん・こおり・エスパーしかなく、特防とHPがクソ高いので皆の盾としてがんばりました。
  • ファイアローのややこ(ほのお・ひこう)
     序盤に鳥ポケが活躍するのは伝統なので即決で確保し、むしやらくさやらを食い散らかしました。後半でもほのおかひこうが必要なことがわかっている場合は先発で起用しました。
  • サーナイトのさな(エスパー・フェアリー)
     サーナイトには『レジェアル』でお世話になったので今回は外す予定でしたが、俺を悲しませまいとHP1で耐えたので手元に置いておくことにしました。終盤、ドラゴンをワンパンするフェアリー大砲として大活躍しました。
  • ジバコイルのイーロン(でんき・はがね)
     コイルは推しポケなので娘氏の案内で最速で取りにいきました。ただ序盤は技がショボすぎてほぼ出番がなく、後半に対フェアリーでラスターカノンしていました。
  • タイカイデンのあかし(でんき・ひこう)
     カイデンのあかしですが4回攻撃はできません。ダブルウイングで2回攻撃します。きわめて有用な耐性を備えており、イーロンの代わりにでんきアタッカーとして先発をつとめました。
  • モトトカゲのミニアギャス(ドラゴン・ノーマル)
     エンカウントせずにポケモンを蹴散らす「レッツゴー」において、ドラゴンタイプはタイプ相性で雑に有利がとれるので、中盤の先発として便利でした。うちのパーティでは貴重なあく技持ちでもあります。
  • スコヴィランのニャオゲータ(くさ・ほのお)
     一人でニャオハとホゲータの役割ができるので重宝しました。かなり早い段階でかえんほうしゃを覚えてくれるのがありがたく、ほのお弱点の相手を容赦なく焼き払い続けました。
  • デカヌチャンのおおきづち(はがね・フェアリー)
     ドオー以上に無慈悲な耐性もちで、さらにむちゃくちゃな攻撃力を誇る恐るべきやつです。使わない理由がない。終盤、知らんポケモンがでてきたらとりあえずこいつで殴りました。
  • ガブリアスのブリリア(ドラゴン・じめん)
     ドオーに替わって入ったじめんアタッカーです。とはいえ実際はエスパー・ゴーストをひたすらかみくだくことが多かったです。バンギラスのほうがよかったのでは。


 俺はポケモンをRPGとしてプレイしているので、対人戦には興味がありません。特に顔の見えないオンラインマッチングは一切やるつもりがないです。なのでタマゴとか努力値とかにはまったく触れずに過ごしました。
 あとはクリア後の主要キャラ全員ぶちのめし祭りをゆるーくやって、謎の杭を抜きまくって、DLCでフランス(カロス地方)に行けるのかどうか楽しみにしつつ、娘氏の進行を見守ろうと思います。
#nintendoswitch
パルデア地方、最高~!
 
■2022-11-16
INK ME UP
 11月16日、てばさき史上初のウデマエSランクに到達!!

 知らん人のために説明すると、ウデマエはスプラトゥーンにおけるレート戦に使われるランクで、まずC-からA+まで9段階あり、その上がランクである。さらにその上にS+ランクが存在し、そこはS+0からS+50まで細かく区分される魔境だ。

 ところで今まで「ガチマッチ」と呼ばれていたレート戦は、「3」でなぜか「バンカラマッチ」になった。競技種目はエリア・ヤグラ・ホコ・アサリで大きな変更はないのに、なぜ呼称だけが変わったのかはわからない。俺の中では「近藤真彦のソシャゲ化が進んでおりガチマッチの商標が取られてしまっていた」という説が有力である。

 話がそれた。
 「3」でのウデマエは今までと異なり、(低ランク帯では)勝率5割を切っていてもとにかくプレイを続けていれば徐々に上がっていくシステムになっている。なので、Sランクに到達する難易度はそうとう低くなった。人口分布でいうとアクティブ層のおおむね4人に3人がS+に到達しているという研究もある。[URL]
(ガチ度が下がったから名前がガチマッチでなくなったのか……?)


 それでもなお、「A帯を抜けられた」という達成感は大きい。俺はこのゲームを7年やっているんだ。そんな俺が今までA帯を抜けられなかったのは、ひとえに試行回数の少なさによるものだ。
 「2」ではガチマッチで負けるたびにウデマエゲージにバッキバキにヒビが入っていき、一定数勝利できないうちにこれが砕け散ると降格という演出になっていた。これが精神的にとてもしんどいので、なかなかガチマッチに挑もうという気持ちにならなかったのだ。
 
 「3」ではとにかく試行回数を増やせばゲージは伸びていくし、連敗しても降格することがなく「シーズンごとに最高到達ランクから2ランク下にリセットされる」という仕組みになっているので、負けることを怖れずにトライし続けることができる。
 S帯に入ったので連敗しても降格がないというのはちょっと怖い部分はあるが、この心理的ハードルの緩和がなかったらS帯まで辿り着くことはなかっただろう。
 とにかくハードルが低くなったので、娘氏ですらバンカラマッチを楽しむことが可能だ。C帯のバンカラマッチ、ルールを把握してるやつが何人いるかで勝敗が決まるのでとても微笑ましい。


 しかしC→B→Aの上にSが来るという日本独自の文化はどこから発生したのだろう。調べてみると「競輪のS級(STAR)」「劇場のS席(Special/Stalls)」「酒の特級、一級、二級」など様々な説が見られる。[URL] [URL]
 今やソシャゲなどではもうSはカスでSSが標準であり、ロマサガRSでは技威力表示がSSSSとかになっていてマジで意味がわからないので数値で出してくれ。

 スプラトゥーンにおいても、次のシーズンよりS+10以上のガチ勢を対象に「ウデマエX」のバトルが解禁される。
 ランクのインフレはこの日本のあらゆる場所で進んでいるのだ。すごいとこに話がチャクチしたな。
 
■2022-10-19
DUAL SWITCH!
 Switch多頭飼い、始まる。

ナワバトラーガチ勢みたいだな
 イカを家族でプレイするうち、家庭内タッグマッチの需要が高まってきた。いやタッグマッチっていつのイカだよ。5年前にリーグマッチに変わったし今はバンカラマッチオープンだよ。
 「では2台目の本体を迎えるか」「うむ」「やろう」「やろう」
 そういうことになった。


 だが少し待って欲しい。2台目を買う前に、我々はSwitchの「いつもあそぶ本体」の仕様について理解する必要がある。

 まず前提として、現行の本体は「てばさき」の「いつもあそぶ本体」として登録されている。
 「てばさき」のニンテンドーアカウントは、この本体にインストールされているすべてのダウンロードソフトを購入している。

 そして、ダウンロードソフトが起動できる条件は、
  • そのソフトを購入したアカウント
  • そのソフトを購入したアカウントの「いつもあそぶ本体」に登録されている全てのアカウント
 ……の2つである。
 つまり、図にするとこうだ。

Nintendo Account
 旧本体であれば、そこに登録されている3人ともダウンロードソフトを起動できる。
 新本体では、ソフトを購入した「てばさき」だけがダウンロードソフトを起動できる。
 つまり新本体で俺がイカを起動し、ワイフか娘氏のいずれかが旧本体でイカを起動すれば、一緒にじごくのバイトを楽しむことが可能だ。
 ワイフと娘氏の組み合わせでは起動できない。その場合はもう1本ソフトを買う必要がある。

 セーブデータについては、ファミリープランで全員がオンライン会員になっているため、一度新本体でダウンロードしておけば同期してくれるようだ。特にイカはオンラインゲーなので、旧本体に戻ったら「装備などを、別のSwitch本体から最後にオンラインで遊んだ時と同じ状態にしました」とメッセージが出て即同期してくれた。
 オンラインでない状態だと別の面倒があるらしいが、出先でナワバトラー対決したいとかそういう状況でなければ大丈夫だろう。はやく実装してくれ、対人ナワバトラー。

 なお、この方法ではローカル通信は不可能である。オンラインを経由していないといけないようだ。なのでプライベートマッチを行いたいときには、わざわざオンラインで部屋をつくった上で任天堂のサーバーを経由して合流する必要があることに注意されたし。


 しかし盲点だったのは、我々は「ファミリー」なのであって「フレンド」ではなかったということだ。勘違いするな……俺たちはあくまで家族ファミリー……貴様らと友達ごっこをするつもりはない……という状態だったので、改めて相互にフレンド登録をすることになった。変なの。
 さしあたって娘氏が旧本体でやっているマインクラフトに新本体から俺が乱入できることも確かめた。こちらも有効活用したい。画面分割するとマジでなにも読めなくなるんだよな、マインクラフト。

■2025-05-02追記
 この仕様はVer.20.0.0以降は利用できなくなった。いまだにサポートには「同じニンテンドーアカウントを連携したユーザーが、複数台同時にダウンロードソフトを起動することはできません。」とあり、これについての説明は特になかったが、とにかく利用できなくなった。
 まあ2年半も遊ばせてもらったし、この2台目の本体の新しい使い道を考えるか……。