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■2026-03-21 : 南無三計画
 映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を観てきたぞ。

 プロジェクト・ヘイル・メアリーの原作は『火星の人(オデッセイ)』のアンディ・ウィアーの書いたSF小説である。昨年の1月に原作を読んで、すでに映画化が進んでいると知り、ずっと楽しみにしていたのだ。エッ原作を読んだのがもう1年以上前……!?

 あの内容を2時間半に収めることができるのかッ!? と思っていたが、やったなぁ……。考えてみれば序盤に一人でアレコレやってるところは、小説なら一人称の地の文で描写できるけど、映像ではいちいち声に出してしゃべるわけにはいかない。逆に小説で文字数を割いていた物体の形状描写は映像なら一瞬でわかる。文章の良さと映像の良さについて改めて実感した形だ。

 公開されたばかりなので感想はたたんでおこう。
 公式サイトも予告編も確認せずに行ったので今見ているんだけど、今回は最初から「姿・形・言葉も故郷も違う2人が原因不明の謎に挑む」と公開されている。英断だと思う。

 原作は「いきなり知らない小部屋で目覚め、記憶もなく、部屋には死体が2つ」というバツグンの導入で、そこから実験と計算から「どうやら地球ではない」「どうやら太陽系ですらない」という事実を割り出していくのが痛快だったのだが、一人で黙って計測と計算をしているシーンを延々やっていたら上映時間が6時間を超えてしまう。なので映画では爆速で「ここは宇宙」「あれは太陽ではない」を観客に示してくる。
 映像化にあたって「異星人との友情」に軸足を置くのは実際正しい。原作では「そんな話になるなんて聞いてねえぞ!!」って思ったものだが、この作品のトロの部分は間違いなく友情。最初からそれを期待して劇場に来る人を十分に満足させるパワーがある。

 映像化されたロッキーもさすがの表現力で、ハムスターボールを乗り回す姿はあざとい。君それ大気どうなってんの? 映像的説得力が出たことで、友情の話が描きやすくなったという側面もあるな。ロッキーの船がどんな形をしているかとか、文章ではまったくイメージできなかったし……。
 欲を言えばエリディアン文明をもうちょっと観たかったなという思いがある。さすがに原作にないし尺もないが。

 あと、原作を読んだときは見落としていたんだけど、生前のヤオ船長が「守るべきものがあれば命を懸けられる」っていう内容をあらかじめ喋ってたんだね。最後のほうの記憶、今さら蘇っても……って感じがあったけど、ここで「何のために命を懸けるのか」っていう話にするためのものだったんだ。
 地球では自己犠牲の精神を持てなかったグレースが、ロッキーの存在でそれを持つことができたっていう流れだったわけね。映画でははっきり触れてなかったけど、ビートル射出してロッキー捜索に戻るっつーのはハッキリと「死」なんだよね。
 ところで、最近の洋画はノルマでもあるのかと思うくらい懐メロを流すじゃん? 今作もけっこう懐メロを流すんだけど、ビートル射出シーンで満を持してビートルズを流すので笑ってしまった。歌詞もちゃんとシーンに合うやつを持ってきていてえらいんだ。

 それはそれとしてストラットは終身刑にしましょうね……。なんか描写が盛られて終身刑にならなさそうなキャラになってたけどダメですよ。
 宇宙はとにかく暗く、アストロファージのエネルギーはとにかく赤いので、結構画面のフラッシュが大きい。大画面で食らうことになるので没入感はスゴいが、電脳戦士ポリゴンに弱い人はあまりスクリーンを凝視しないほうが良いかもしれない。ネタバレ抜きで出せる情報はこのくらいだ。

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