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◆不定期日記ログ◆

■2026-04-01
それ、外来語ではありません
 鉄アレイってよォ~~~英語だとダンベルっていうよなァ~~~
 じゃあ「アレイ」って何なんだよチクショオッ! ナメやがって! 「アレイ」って何だ!!

 調べてみると、なんと「アレイ」は直訳の日本語であった。
 ダンベルの語源は「dumb(音の出ない)+ bell(鐘)」であり、それを日本人は「唖鈴」と訳したのである。
 なんたるスマートな訳語か。明治期の日本人の造語力には頭が下がる。


 じゃあさじゃあさ、電子レンジはどうなんだよ。
 あれも英語では単に「microwave」としか言ってない。どこから来たんだ「レンジ」は!!

 これも調べてみると、もともとこのマイクロウェーブの技術は、第二次世界大戦期に、兵器用に開発されたものであった。
 旧日本軍がこの技術を知ったとき、電磁波によって水分子を振動させることを「錬磁」と訳したらしい。
 これが戦後に調理器具となり、1960年代に国鉄の食堂車に導入され、一般市民の知るところとなったわけだ。


 それならベニヤ板は!? 英語でなんて呼ぶか調べたら「plywood」で「ベニヤ」と1mmもカスってねーんだが!?

 これは有名で、明治期に創業した商社「紅屋」が、戦後復興期の需要にあわせてアメリカから合板を大量に輸入・販売したことから、その合板が「紅屋」と呼ばれるようになった経緯がある。アメリカにおけるニンテンドーみたいなもんだな。
 紅屋はこの合板によって急成長を遂げたが、それゆえに業務の転換ができず、高度経済成長期になるとその他の建材に押されて、住友系の商社に統合されて消えてしまった。今ではこの言葉にその屋号を残すのみである。


 で、ではまさかエンターテインメントのことを「エンタメ」って変な略し方をするのは……!?

 お察しの通りエンタメはEntertainmentの略語ではなく、江戸の遊郭で最も多芸な花魁のことを蔦屋重三郎が「演多女」という称号で呼んだことに端を発するのであり、エンターテインメントとの語感の一致は偶然なのである。語感には普遍性があり、「道路/road」「名前/name」のように偶然似た発音になることは珍しくない。


 さて、あなたはどの段階で与太話だと判断しただろうか。
 最近はエイプリルフールにウソみてえな本当の告知をする企業もあるし、何もかもがウソだと思っていると逆に騙されるパターンもある。ウソで覆われた2026年のこの世界、自分の頭で見つめて感じて、はなまる解決していきたいですね。